リーダーに向いているかどうかを見極めるのは簡単ではありません。
そう見えるように振舞う人間もいますし、それに気づける人は少ないです。
しかし意識的に変えようのない身体的特徴によって判断できるかもしれません。
それがアソコの大きさです。
アソコの大きさとリーダーとしての資質、そして他者からの評価には相関があることが分かっています。
ちなみにアソコというのは口(くち)のことです。
口の大きい人はリーダーに向いていると思われる
カナダのトロント大学の研究者がリーダーとしての資質に関する実験と調査を行っています。
実験では評価者として48人の男女が集められました。
そして50枚の男性の写真を見せられ、リーダーとしての資質について評価するよう求められました。
その結果、口の幅が広い人ほどリーダーとして成功してそうだと思われる傾向がありました。
他の実験ではコンピューターで同一人物の写真の口のサイズを変化させた写真を見せました。
こちらでも同様の結果となりました。
口の大きなCEOがいる企業は儲かっている
現実世界ではどうなのか?ということを調べたデータもあります。
2005年のアメリカの上位25の企業のCEO(最高経営責任者)の写真から口のサイズを計測しました。
そして過去5年の業績と照合したところ、口の大きなCEOがいる企業のほうが儲かっていることが分かったのです。
選挙の勝敗についての調査もあります。
それによると1995年から2006年までのアメリカの上院選挙では口の大きい候補ほど勝つ傾向がありました。
※ただし同期間の州知事選ではその傾向はありませんでした。
口の大きさ=犬歯の大きさ=攻撃性
非ヒト霊長類(サル類)では犬歯が大きいほどに攻撃性が強く社会的立場を得やすいと考えられています。
人間の口の大きさは犬歯の大きさに関係しています。
つまり人間にも非ヒト霊長類と同様の現象が起こるのであれば、口の大きさとリーダーとしての資質に関連があったとしても不思議ではないのです。
リーダーを選ぶときは口の大きさに注目すると良いかもしれません。
参考文献:Daniel E. R, Nicholas O. Rule. (2015). The big man has a big mouth: Mouth width correlates with perceived leadership ability and actual leadership performance.