仕事が楽しいという感覚はおかしいのか?数年サボッて出した答え

経営者の中には仕事が楽しくて仕方ないという感覚を持っている人もいます。

そして中毒のようにハマっています。

そんなときに「仕事が楽しいという感覚はおかしいのだろうか?」と不安になることもあると思います。

しかし、全くおかしくはないですし、仕事以外に楽しいことを見つけるのは困難だと思います。

自営業だけど仕事をサボッてみた

私自身がここ数年はそれほど仕事をしていません。自営のくせにサボッています。

なぜなら何年も仕事が楽しすぎて他のことに全く興味を持てないことに危機感を抱いたからです。

「仕事がこれだけ楽しいということは、他にもっと楽しいこともあるのではないか?それに気づけないまま歳を取ると後悔するのではないか?」と思ったのです。

そこで、趣味や旅行、グルメ、スポーツ、読書、芸術、男女関係なく普段は交流のないタイプと会うなど、様々なことに時間を使うことにしました。

確かにこれらの活動は始めた当初は楽しいですし、その都度「おお!これこそ求めていたものかもしれない」という興奮もしました。

しかし、数ヵ月もするとその興奮は治まり全くワクワクしなくなるのです。

そして時々する仕事がやはり最も楽しく興奮もします。たとえそれが過去に何度も繰り返したのと似たような案件であったとしてもです。

また趣味の最中でもビジネスにつながりそうなニュースを見ると、ワクワクしてしまいます。

つまり仕事よりも楽しいことには出会えていないのです。

経営者は仕事が楽しくてもおかしくない

楽しいというのは脳内でドーパミンやアドレナリンといった神経伝達物質が出ることですが、私の場合には仕事をしているときが最もその状態になるようです。

ちなみ私は仕事に人生を捧げようだとか、命を懸けようなどと思ったことはありません。

そんな程度の意識で仕事をしている私でさえ仕事が最も楽しいと思っているのですから、経営者が仕事を楽しいと思う感覚は自然といえます。

もちろんうまくいかないことが重なって死にたくなるようなこともあるでしょうが…

自分の意思で経営者になった人間にとっては、仕事が最も興奮をもたらすものであっても普通のことです。

仕事が生きがいになっていても何ら問題はありません。

成功しなかった人間ほど「仕事だけの人生じゃ」と言いたがる

「仕事が生きがい」というと、頼んでもないのに「仕事だけの人生じゃいつか虚しくなる」といった浅いアドバイスをしてくる人間がいます。

ですが、そういうことを言っている人間に限って、朝9時から夕方5時まで週に5日もの時間を仕事に費やしていたりします。

彼らは自分が仕事だけの人生で虚しさを抱えているので親切に教えてくれているのでしょうか?

そんなことはないでしょう。

私の経験上、大した人生を送っていない人間や、仕事で成功しなかった人間ほど「仕事だけの人生なんて」と言いたがる気がします。

彼らは他人に忠告しているようで実は自分を慰めているのです。

成功できなかったので、「仕事なんかに成功を目指すほどの価値はない」と自分に言い聞かせて心の安定を保とうとしているのです。

特に成功している経営者を見るとコンプレックスが刺激されてしまうため、心の防衛機制が働き、仕事に熱狂していることを批判したくなります。

さらに相手が年下であれば人生の先輩ヅラをしたくもなってしまいます。

ですが、ショボい自分と向き合わずに何十年も過ごした人間の人生訓など無価値なので惑わされてはいけません。

「商いは飽きない」

同じ仕事をしていたとしても感じ方は違います。

仕事が楽しい人もいれば、つまらない人もいます。

自分が感じている感覚が一番正しいのです。

プライベートで嫌なことがあり、そこから逃げるために仕事に集中しているとか、脅迫観念に駆られて徹夜しているとかでない限りは、大丈夫だと思います。

経営者にとって仕事が楽しいという感覚はおかしくないのです。

「商いは飽きない」のです。

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