あなたの会社に「御社のウェブサイトの検索順位を上げます」という電話が掛かって来ることはないでしょうか？
これはSEO業者からの営業です。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれます。
要するに、GoogleやYahoo!で検索したときに自社のウェブサイトが上位に表示されるようにするための施策です。
例えばあなたがカフェを経営していたとします。
Googleで「渋谷 カフェ おすすめ」と検索されたときに上位に表示されれば、それだけ閲覧される回数も増えるので、集客も増え、売上アップにもつながるということです。
SEO業者がテレアポすることの矛盾点に気づけるか？
SEO業者から「御社のウェブサイトの順位が低いので、順位を上げるお手伝いをします」と電話が掛かってきたとき、あなたはおかしいと気づけるでしょうか？
経営者でも矛盾点に気づかない人が意外に多いです。
何がおかしいのでしょうか？
非常に単純な話です。
SEOによってウェブサイトの順位を上げることが出来るのであれば、まずはそれをやっている自分たちのウェブサイトの順位を上げれば良いのです。
「検索順位を上げる方法」と検索したときに上位に表示されるようにしておけば客のほうからやってくるのですから。
それをせずにテレアポや飛込営業をしているのは矛盾しているということです。
適当なブログでもSEOの問い合わせは多い
こういう話をすると中には「SEOというものを知らないお客様もいるので、そういった人たちにもアプローチしたいのです」などという業者もいます。
こんなことを言ってしまっている時点でこの業者に実力がないことはバレバレです。
私も過去の仕事のサイトでSEOについて言及したことがあります。といってもウェブマーケティングの一環としてのSEOですが。
関連するキーワードで検索すると時々1ページ目に出る記事がいくつかあるくらいのレベルでした。
閲覧数もそれほど多くはなかったのですが、それでもSEOに関する問い合わせはかなり来ました。
そして、SEOだけでの依頼は受けていないのでウェブマーケティングとしてなら受けられると伝えたのですが、それでもかなりの受注につながりました。
というより最終的にはこちらがキャパオーバーとなり断ることの方が多くなってしまいました。
SEOで受注するつもりがなくとも、こんな状態だったのです。
本気でSEOをやっている業者が上位に表示させれば自社のキャパ以上の受注になるはずです。
実力のあるSEO業者であればウェブだけの集客でキャパオーバー
ちなみに現在「SEO」というキーワードで検索される回数は約50,000回/月、「SEO対策」では約30,000回です。
他の関連するキーワードも含めればどれだけ多くの人がSEOについて検索しているか分かるでしょう。
つまりSEOの実力がある業者であれば、ウェブからの問い合わせだけで十分な客が獲得できるのですから、わざわざテレアポなどする必要はないということです。
自社のキャパが100だとして、そこに300の客が来るのにわざわざ、301以降の客を探す意味はありません。
SEO業者がテレアポをするという矛盾に気づかない無知な顧客のほうが金を巻き上げやすいと思ってやってるなら別ですが…
SEO業者は詐欺だらけ
もしSEOのテレアポがきたら「御社はSEOと検索したときに何番目に表示されますか？」と聞けば良いです。
ちなみになぜ私がSEO単独での依頼は受け付けていないかというと、仮に確実に検索順位を上げる方法を知っているなら、他人のためにはやるのは矛盾するからです。
自分であらゆるジャンルのサイトを作って集客しまくるのが最も儲かるはずです。
くれぐれも営業をしているSEO業者に依頼してはいけません。ほとんど詐欺なのです。
