運を引き寄せる社長の成功法則!科学的に証明された話

クライアントの社長の中には運気を上げるために、神社に行ったり数珠を着けたりしている人もいます。

ちなみに私は科学的根拠のないものは一切信じないので、神とか来世などないと思っています。

しかし「運」は実際に存在します。そしてそれを引き寄せる人と引き寄せない人もいます。

ただしそれは祈りやスピリチュアルといったインチキによって説明されるものではありません。(余談ですが経営者はなぜかスピリチュアルや占い、引き寄せの法則に騙されやすいので要注意です)

ここでいう「運」とは非科学的なものではなく、人間の脳の「無意識」に関するものです。

大谷翔平がゴミを拾うワケ

例えば野球選手の大谷翔平は運気を上げるため、球場にゴミが落ちていたら拾うといいます。

彼はそれによって本当に運を引き寄せていると思います。これは何も空から神様が見ていて「良い行いをしたからホームランを打たせてあげよう」などとやっているわけではありません。

球場のゴミを拾おうと思ったら普段から視野を広くし、さらに細かい部分まで見る習慣を持たなければなりません。

この習慣が試合において相手の小さな癖や変化に気づきやすくなることにもつながるのです。それによって相手を攻略できる確率が上がるということです。

祈りでも運は良くなる

さきほど祈りはインチキと書きましたが、こういったものでも本人が「これをすればパフォーマンスが上がる」と本気で信じているのなら運が良くなる可能性はあります。

余計な緊張を解したり、自信を持たせてくれるからです。

なぜゴミ拾いで運が引き寄せられるか理解していなかったとしても、「ゴミを拾えば運が良くなる」と信じているだけで本当にそうなることもあるのです。

ですからルーティーンとして考えるなら祈りにも効果はあるといえます。緊張したとき掌に「人」と書いて飲むのと同じです。

なので私も社長が毎朝、神棚に手を合わせたり、正月に馬鹿デカい熊手を買ったからと、それを否定するようなことはしません。

「運が良い」と思っている人は本当に運を引き寄せる

ちなみに運を引き寄せたいと思ったら、まずは「自分は運が良い」と信じることから始めることをオススメします。

なぜならそれによって本当にそうなることが科学的に証明されているからです。

「運が良い」と思っている人はお金を拾う

自分は運が良いと思ってる人は脳が「きっと今日も良いことがあるぞ」というモードになっているため、無意識にあらゆることにアンテナを張り、それを見つけやすくなります。

新聞紙に何枚の写真が載っているか数えてもらうという有名な実験があります。この実験では運が悪いと思っている人は数分かかりますが、運が良いと思っている人は数秒で終わります。

なぜならその新聞紙には文字で「この新聞には〇〇枚の写真が掲載されています」と書かれているからです。

「写真の枚数を数えろ」と言われたとき、運が悪い人は写真にしか目がいきませんが、運の良い人は文字にも目がいくので数秒で終わるということです。

別の研究では「自分は運が良い」と思っている人ほど、落ちているお金を拾う確率や、有力者と遭遇する確率が高いという研究もあります。

街中で落ちてるお金や有力者と遭遇する確率はみんな同じなのですが、それに気づけるかどうかの違いなのです。

運が良いと思っている人は無意識に良いことを探しているので気づきやすいのです。

これらの運は科学的に証明されています。詳しく知りたい人はリチャード・ワイズマン博士の本がおすすめです。

「運が良い」と思っている人は仕事で成功する

また自分は運が良いと思っている人間は上手くいったときは「運が良かった」と考え、失敗したときは「自分のやり方が良くなかった」と考えやすいです。

つまり生き様や仕事のスタイルが謙虚なのです。それによって人から好かれます。

人間は感情の動物なので、好き嫌いで物事を判断して後から論理的っぽく聞こえる理由を考えます。

つまり人から好かれるということはそれだけで仕事で成功する確率が上がるのです。

さらに成功したとき「運が良かっただけでは?」と自分のビジネスを省みることができるため、そこから新たな知見を得て次回も成功する可能性が高まるのです。

パナソニック創業者の松下幸之助は採用面接の最後に「あなたは運が良いですか?」と聞き「はい」と答えなかった人間はどんなに優秀でも雇わなかったそうです。おそらくここまで説明したような理由があるのでしょう。

こんな社長が運を引き寄せる

自分の「運」に自信を持っているかどうかは仕事の成功にも関係します。

社長の直感はたいてい当たると説明しましたが、「運が悪い」と考えているとその勘所は悪い方向にズレていきます。

例えば新規事業に失敗したとき「運が悪かった」などと考えてしまう社長は全てをそれで片付けようとするので、どんどん失敗を繰り返し、勘が鈍っていきます。

そしてそういった雰囲気は社内にも伝染するため、従業員の思考やモチベーションにも影響します。それがさらに社長の勘を鈍らせるのです。

また成功している社長は運気にこだわる人間が多いため、「自分は運が悪い」と言っているような人間は遠ざけたがります。

すると情報やビジネスチャンスが寄ってこなくなり、成功する確率がさらに下がります。

運を引き寄せたいと思ったら「自分は運が良い」と信じることと、それを宣言することです。

そしてサゲマンと付き合わないことも大切です。

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