なんでも反対する人を一言で賛成に変える方法

あなたの会社にも会議や打ち合わせなどで出された提案にいつも反対する役員や社員がいるかもしれません。

こういった人間を説得させる行為は何の生産性もないのに時間と労力は失われるので、企業経営にとって損失でしかありません。

できることなら会社から去ってほしいところですが、そうもいかないこともあります。

実はこういった何でも反対するタイプの人間を賛成させるための簡単な方法があります。

何をすれば良いかと言ったら「あなたも賛成だけど賛成の理由は他の人達と違うよね」と言ってやれば良いのです。たったこれだけで賛成してくれます。

いつも反対する人の心理

なんでもかんでも反対する人間というのは、その他大勢とは違う存在だと思いたい人です。

自分でもそう思いたいですし、周囲からもそう判断されたいという欲求が強いのです。

みんなと一緒に賛成してしまうとその違いを出すことができなくなってしまうので反対します。

しかし「賛成する理由が他の人とは違うよね」と言って他の人と違うと認めてやれば簡単に賛成させられます。

人間はその他大勢と同じ思考回路と思いたくない

面倒くさいタイプと思うかもしれませんが、その他大勢と同じ思考回路ではないと思いたい欲求は誰でも持っています。

「支持政党の法案だから賛成」という人はいない

ペンシルバニア大学がおもしろい実験を行っています。

この実験ではまず参加者に共和党と民主党の法案を読ませどちらに賛成かを質問しました。

すると参加者の多くは自分が普段から支持している政党の法案に賛成しました。

そして賛成した理由を聞くと「支持している政党だから」とは言わなかったのです。

「法案の内容をきちんと吟味して良いと思ったから賛成したら、たまたま支持政党のものだった」と答えたのです。

ありきたりな思考しか持っていないとは認めたくない

また「他の人たちはどういう理由で賛成していると思いますか?」という質問もしました。

すると「他の人たちは深く考えることもなく自分が支持している政党だからという理由で賛成をしたと思う」と答える人が多かったのです。

つまり自分は賛成したけれど賛成している理由は他の人達とは違うのだと主張したということです。

この実験から人間は「その他大勢と同じありきたりな思考しか持っていないと認めるのは嫌だ」という心理を持っていることが分かります。

「ブランドだから買った」という人はいない

こういった事例は身の回りにもよくあります。

ブランド物や流行物を買った人で「ブランドだから買った」という人は少ないです。

「自分はブランドだから買ったのではなく品質が良いと思ったから買った」と言う人のほうが多いです。

なんでも反対する人は「自分は特別な存在」という心理が強い

誰でも自分はその他大勢とは違う特別な存在だと思いたい欲求を持っています。

そして何でも反対する人間というのは特にこの心理が強いです。

つまり何でも反対する人は内容がどうこうではなく、人と違うと思われたいという理由で反対しているのです。

ですから、会議などで自分の意見を通したいと思ったら、反対する人間に事前にメリットをいくつか説明しておくと良いです。

そのメリットに対し、どれか一つでも良い反応をしてきたら「あなたはやっぱり他の人とは目の付け所が違いますね。同じ賛成するにしても理由が違いますからね」と言ってやれば良いのです。

そうすれば快く賛成してくれます。みんなと同じ賛成でも自分は違う理由なんだと思えることで賛成してくれるのです。

何でも反対する人は無能

この方法は何度でも使えます。

なぜかというと何でも反対する人は基本的に無能だからです。

人とは違うと思われたいという欲求が強かったとしても優秀な人間であれば実力で目立てるので反対する必要がありません。しかし実力のない無能な人間はそれができません。

そのため何でも反対することでアピールしようとします。

つまり何でも反対する人間は無能なので何度でも同じ手が通用するということです。

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